今や名門チームとなった浦和レッズの歴史
埼玉県さいたま市をホームタウンとし、1993年Jリーグの誕生時からリーグ戦に参加した浦和レッズ。全国屈指の熱狂的なサポーターに支えられ、今や毎年リーグの優勝争いに顔を出す名門チームに成長しました。
しかしその道のりは決して平坦なものではなかったのです。今回は、そんな浦和レッズの光と影の歴史を紐解いていきましょう。Jリーグ開始時は、残念ながら最弱クラブの名を欲しいままにしていました。リーグの開始時から3季連続で最下位。
しかも相手チームの優勝の瞬間を全て見届けてしまうという屈辱のおまけつきでした。90年代半ばには多少持ち直すものの、99年主力の相次ぐ故障により成績が低迷、ついにJ2に降格してしまうのです。
捲土重来を期した2000年のJ2では2位となり、わずか1年でJ1へ復帰、以降は徐々にチームの陣容もととのい、上位を伺う存在となっていきました。主力選手の成長、クラブ側も積極的な補強を行い、ついに2005年にJリーグ3大タイトルの1つ、天皇杯を初制覇。
2006年には天皇杯を連覇した他、リーグ戦でも初優勝を飾り、名門チームへの仲間入りを果たしたのです。リーグ優勝クラブに出場権が与えられるAFCチャンピオンズリーグでも初出場ながらその勢いはとまりません。
グループリーグから決勝まで、一度も負けず優勝、アジアNO1の称号を得るまでに至ったのです。以降もそのクラブ力が衰えることは無く、常にリーグ戦上位で優勝を狙える存在となっているのです。