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元々はJリーグのお荷物候補だった鹿島アントラーズ

鹿島アントラーズは今でこそ押しも押されもせぬ名門チームとして有名で、多くのタイトルを獲得していますが、もともとはJリーグ入りすら断られそうになった弱小チームでした。

そんなチームがなぜJリーグには入れたのかというと、ジーコの存在が大きかったのです。ブラジルやイタリアで活躍したジーコは、現役引退後にアントラーズの前身である住友金属工業のサッカーチームに選手として来てほしいと招かれます。

この時点でJリーグ、つまりプロリーグは日本に存在していませんでした。つまり、ブラジル代表の10番として名高い選手をアマチュアのリーグに招いたのです。しかし、ジーコはその誘いを断ることなくチームに加入し、Jリーグスタート後も選手として活躍しました。

その後、ジーコはフロント入りしてチームを支え、彼の招きに応じてやってきた現役のブラジル代表である、ジョルジーニョ、レオナルドらの力によってリーグ屈指の強豪チームへと変貌を遂げたのです。

現在、ジーコはチームを去ったものの、J1から一度も降格せず、毎年のように上位争いをしてします。また、日本代表クラスの選手を定期的に輩出し、若手選手の育成に優れたチームとして定評があります。