努力で世界へ羽ばたいた岡崎慎司
現在、日本代表不動のセンターフォワードである岡崎慎司ですが、プロのキャリアをスタートさせたJリーグの清水エスパルスでは、最初、それほど高い評価は得ていませんでした。
しかし、徐々に得点力を発揮するようになるとミッドフィルダーからフォワードへとポジションを移し、日本代表にも招集されるようになります。
エスパルスでも代表でも順調にキャリアを積んだ岡崎は、2011年にドイツブンデスリーガのシュトゥットガルトに移籍。しかし、なかなか得点を挙げることが出来ずに苦しみます。
そんな岡崎の転機は、同じくブンデスリーガのマインツに移籍したことです。運動量を重視した戦術と岡佐々機のプレイスタイルがマッチし、得点を量産。フォワードして2シーズン連続して二桁の得点を挙げました。
それが評価されて、2015年にイングランドプレミアリーグのレスターに移籍し、活躍しています。岡崎は和製フォワードの進化形のような選手であり、献身的に前線から守備をしながらしっかりと得点を決められるところが高く評価されています。
また、Jリーグで活躍していた頃は、テクニックは二の次というスタイルでしたが、海外、代表で活躍するようになってテクニックも進化しています。初めから才能が評価されていたわけではなく、努力で道を切り開いた名選手と言えるでしょう。