センターバックの名選手、中澤佑二
Jリーグの横浜F・マリノスの不動のセンターバックとして、三十代後半の今も活躍している中澤佑二ですが、もともと所属していたチームはヴェルディ川崎、現在の東京ヴェルディでした。最初は練習生としてヴェルディに入団した中澤には非常に有名なエピソードがあります。
それは、トレーニングで三浦知良に競り合いで接触し、カズが危険なプレイだと注意したところ、中澤が無視したので激怒したカズが掴みかかったというものです。当時から大スターだったカズに怒られても無視したわけですから、負けん気の強い中澤らしいエピソードと言えるでしょう。
練習生から名門ヴェルディのレギュラーになり、爆発したような個性的な髪型、そしてディフェンダーなのにヘッドでゴールを決める強さから、ボンバーと呼ばれ、2002年にヴェルディのライバルチームであるマリノスに移籍。
2006年と2010年に行われたワールドカップでは、センターバックとして全試合に出場、2010年の大会では闘莉王とのセンターバックコンビで日本の守備を支え、初の決勝トーナメント進出に貢献しました。
一度もJリーグから海外移籍をたことがない選手ですが、2010年での活躍は海外でも評価されました。生粋のJリーガーと言える名選手でしょう。